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三輪×片山シリーズ
STORY > 休日争奪戦 >

「おい、こらっ、どーすんだよ」

「う〜〜んどうしましょうね?」

「どうしましょう、じゃ、ねぇ〜〜〜。お前が悪い。お前がなんとかしろっ」

「どうにもできないでしょ?ドアの鍵は外から開かないんですから」

あの後、盛り上がりすぎた三輪に何度も攻められ、俺は意識を飛ばし、気が付いたらあたりは真っ暗。
その上、俺の意識のない間に、俺と三輪は見事に屋上に締め出されていた。
かろうじて、救われているのは、激しい行為にも関わらず、俺の服はまともに着られた、って事だけ。

「誰が締めたんだ。鍵。くそぉ〜〜〜。というか、鍵掛けられてんの気が付けよ三輪っ。」

「気が付いてたんですけど、片山さんを抱えてて、動けませんでしたし……」

「じゃ、声掛けろ、声」

「片山さんのあんな格好を他の人に見せれません」

ど、どんな格好で、俺のびてたんだよ……

「くっ、そもそもお前がこんな所でさかるのが悪いんだろーが」

「片山さんが可愛い言葉で誘うからでしょ?」

「俺がいつ誘った、馬鹿も休み休み言えっ」

「二度とほっとくな、とか好……」

そこまで聞いて俺は恥ずかしさに眩暈がして、三輪の口を押さえ込んだ。

「いいいいっ言うなっ!!!」

「も、が……はっ、片山さんってば素直なのは、えっちん時だけですね〜」

俺の手をやすやすとはがし、にっこり微笑む三輪の顔が悪魔に見えた。

む〜か〜つ〜く!

「それ以上恥ずかしい事言うな。んで、こうなったのはやっぱし、三輪。お前の所為だっ」

「そうかな〜?」

「そうだ、っつったらそーだ。その罰にしばらくお前んちにいかねぇ!」

「は?何言ってるんですか?」

「お前んとこ行くと絶対お前がさかるから、俺はいかねぇ」

「ちょっと、片山さんそれって、この前の約束……」

「破棄。何時もお前の思ようにならねー。今日の事反省して、後悔しろっ」

「えぇぇぇぇ!!」

三輪の悲痛な声があたりに木霊した。
そんな三輪の様子を、初めて目にし、俺は満足げに微笑む。

「三輪、可哀想だから、昼飯だけは一緒に食ってやる。感謝しろよ?」

「……わかりました」

三輪の声に何か含みを感じたが、気分の良かった俺はそれを流し、後々後悔する事になる。

「み、…ふっ…ふ…ふぇぇっくしょんっ」

「大丈夫ですか?寒くないですか?」

「ん、大丈夫」

「ほらこっちに来て。片山さん、風邪引かないようにあっためてあげます」

「……」

三輪はフェンスの下に腰を下ろし、手招きしている。
冬口の今、屋上は結構な寒さを発揮していて、俺の身体は冷え切っていて……

さ、寒さを紛らわすだけだから。
別にくっつきたいわけじゃねーから。

そう自分に言い訳して、三輪の横に腰を下そうとした。

「片山さんそっちじゃないです。こっち」

「わっ、わっっ」

そう言って三輪が俺の手を引っ張るから、その反動でバランスを崩した俺は、三輪の足の間にすっぽりおさまり、横向きだっこ状態になってしまった。

「三輪っ」

抗議しようと三輪を見上げるとやさしい目とぶつかった。

「ほらぎゅーとしてます。寒くないですか?」

「……寒くねぇから」

そのまま抱きしめられ、俺は気恥ずかしさと嬉しさで、顔が赤くなるのを感じ、俯いた。

「俺の家に来ないって事は、しばらく片山さん抱けないんでしょうね?」

「ははっ、そうだな」

「じゃ、やり貯めしとかないといけませんね」

その言葉にハッとして、顔を上げた俺。
目前に迫った三輪の顔。

「…は?三輪?……まて、み……」

抵抗できず、三輪のキスを受け、トロトロに融かされ……
結局また受け入れた。

屋上から出る事ができたのは、その日の夜中。
俺が帰ってこないので、心配した父が橘に連絡して、橘が必死になって探してくれた結果だった。

俺と三輪は、誰よりも橘に怒られ、その理不尽さに俺は誓った。

絶対、しばらく、エッチ禁止!!!



Fin




「ランチタイム〜」 後の日々。「横暴〜」でなぜ三輪はおあずけを食ってるのかって話しだったはずなのに、なぜか、片山嫉妬話に(笑)
携帯サイトでリクが上がってたからいいっつちゃーいいんですけどね。
この話しで三輪は初めて片山の事を”晴貴”と呼び捨てにできました。とーぶん「片山さん」は変わりないんだけど、えっちん時はたまには「はるき」と呼んだりして(笑)
未だに自分の名前を呼んで貰えない三輪は哀れです(ーー;)

ご意見・ご感想などいただけると、泣きます(笑
その上更新頻度があがります…たぶn\(`o'") こら-っ
ただ、批判に少々気弱になりますので、その際には、オブラートにお包み下さい(^-^;
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