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三輪×片山シリーズ
STORY > 春な日 >

部屋に入って、コートをとりあえず、机の椅子にひっかけ、俺はごろんとベットに寝転がった。

俺の家族少し疲れる……


でも、俺、結構愛されてるよな。
うん。

幸福感をかみ締める。


そういえば、三輪の家族ってどんななのかな?
うちは、こんなだから、結構家族の話題をするし、家にも何度か来た。

でもあいつから家族の話しって聞いた事がない。

ちょっと前、ずっと一緒にいるだとかなんとか言ってたし、俺、あいつんちに挨拶とか行くのかな・・・。

うわっ、なんつーこと考えるんだ。
そんな事できっこないし、しないだろーし。

秘密な関係だから、うちの皆にも言えねーだろ。

………………秘密ってなんか、やらしくねぇ?

わわっ、なにがやらしーんだ。俺のバカ。

自分の考えた事が恥ずかしくて、一人赤くなる俺。

ベットの真横の窓に目を向け、空の雲を見ながら気を落ち着かせてみる。
この一人つっこみ何とかしたい。
じゃないと、よけい墓穴ほるような気がする。三輪の前だと。

三輪か・・・

三輪ね・・

三輪


『今すぐにでもやりたいんですよ?』



うわっ!また出た!エロ大魔王がっ!!!!!
消えろ、魔王めっ

俺は必死になって、三輪の違う声を思い出す。

『片山さん、俺が好きなの知ってて。煽った貴方が悪いんですよ?』

まずい、恐怖の初めての時を思い出しちまった。

あいつあの時、めちゃめちゃキレてたな………
あんなキレてるのあれ以来ないのが救いだ。

なんでだっけか?あいつあんなキレたの?

………………

あ!橘だ。
橘に触らせるとかってキレ出したんだった。

だから、今日橘の名前でたら、キレかかったんだ。
まだ気にしてんのか、あいつは。
認めたくはないけど、もうとっくに、俺は三輪しかねーのに。

だいたい、俺なんか好きだつーのは、三輪くらいだろーよ。
顔がいいとうちの皆は言うけど、そんなんただの女顔だし、背だってそんな高くない。
身体動かすのは好きだけど、鍛えるなんてしたくねーから、筋肉も細いのしかついてないしな。
考えて悲しくなるわ。ほんと。
三輪は男に気を付けろとも言う。けど、そんな性癖の奴なんて、いっぱい居る訳ねーだろが。
実際、俺は、お前が始めてだ、迫ってきた男なんて。

それに、今まで、もてた事なんてほとんどねーつーの。
バレンタインだって誕生日だって、ほとんどスルーだぜ?
自慢じゃねーけど告られた事なんて一度もねーしさ。
そりゃ、彼女がいなかったとは言わねぇし、童貞だ。とも言えねぇけど。
それも、健全な18歳だったら普通だろ?

しかもそれすら悲しい事に、俺、もう、きっと、女ダメだろーし。

男はつーと、う〜〜〜ん。

………

ダメだ、三輪以外の男となんて、出来ねぇ。無理。絶対無理。
うぉ、さぶいぼたってきた。

だから、考えすぎなんだって。三輪は。

アホな三輪。

ぼーと空を見ていた俺は、そっとアホなあいつの名前を呼んでみた。

「三輪」

『俺、絶対離しませんから、一生あなたの側を離れない』

そう言った三輪の声が聞こえた気がした。
途端になにかあったかいものがこみ上げてくる。

あぁ、俺、自分で思ってた以上に三輪の事好きなんだ。そう気がついてしまった。

「三輪、三輪、…三、輪、」

口にすればする程、三輪の顔が見たくなる。
そして、熱い腕が欲しくなる。

今日会えないって分かってる。
分かってるから余計に会いたい。

三輪。

あぁ、くそ、だいたい今日、俺は会う気満々だったんだ。いや、もう正直になろう。

やる気満々だった。
昨日の夜だって、実は合否なんてそっちのけで、三輪の事思い出して一人でやっちまってたのに。

俺だって我慢してたんだからな!三輪。
責任とれって!!こら三輪〜〜っ。

健全な男の反応をどうしてくれるぅ〜〜〜っ。

と言ってみても、三輪が来る訳でもなく、しょうがなく、俺はいつものように、血液が集まってきた部分にそっと手を伸ばした。

ベルトを解き、ズボンのチャックを開けると、窮屈そうにパンツに収まっているそれ。
三輪と電話を切ってから、その声に刺激されもんもんとさせられたソコは、パンツを少し濡らしていた。

恥ずいっ。
絶対三輪の所為だ。

くそう!今日はエロ大魔王で抜いてやる。
今こそ、出て来い、エロボイス!

そう思って、思い出してみる三輪の声。

『俺すぐに思い出せますよ?』

おぉ!!すぐ思い出せる。……それほど、強烈に俺を煽った三輪。……嵌められたかな、また。

とにかく、抜いておこうと、パンツからソレを出し扱きはじめた。

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