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三輪×片山シリーズ
STORY > 春な日 >

自分自身のモノの事。ツボは分かってる。
動かすうちに、先走りが出始めてきた。

『もう、こんなにして、我慢出来なかったんですね?』

「ん、…えっ?」

三輪の声が聞こえた気がした。

三輪に声で煽られた所為か、言葉を想像してしまう。
リアルに三輪がそこにいそうな気さえしてくる。

いつもと違う、自分自身の行為に、俺は興奮してしまっていた。
つい三輪ならどうするか、考えてしまうのだ。

俺は三輪がいつもするように、扱きながら、先端を刺激してみる。
そうすると、三輪からの刺激のように感じ、声を漏らしてしまった。

「ん、…はぁ…あ……」

ダメだ、隣の部屋の皓貴に聞こえてしまう。
そう思っても、手は、自分の意思を持ったように、動いていく。そう、まるで三輪のように・・

右手は、そのまま自分自身を擦り上げ、左手はシャツの下を這い上がって、胸の突起を掴んでいた。

「あっ、…ああっ……」

手の動きは止まる事を知らず、自分を追い詰めていく。
そしてその刺激に、声は止まらない。

「あっ、…んっ、……んんっ…」

いい、…みわ……三輪っ……

限界が近づき、すぐにでもイってしまいそうだった。

『だめですよ、まだ』

頭の中の三輪がそうささやく。
あやつられた俺の手は、欲求の意思に反して、手を止めてしまう。

「んんっ…………やっ……ん、…っ」

『かわいい声を出して、、片山さんやらしいな』

脳内に響く三輪の声に辱められ、身体はよりいっそ熱くなる。

手の動きをゆっくりと再開させると、とたんに巡る悦楽の波。

「あっあっ、…あっ…ん…」

気持ちいい。
このまま扱けばすぐに出る。

でも、この瞬間、いつも物足りなさを感じてしまう。

前への刺激だけじゃなく、後ろからの刺激が欲しくなる。

三輪のモノで中を擦って、奥からの快感を得たい。

そんな欲求に苛まれる。

あぁ…………三輪、三輪、なんとかしてくれ。

三輪が欲しいよ…

「んっ、三輪、…あっ……」

でも、身体の意思はもう限界で、透明な液が溢れてぐしょぐしょの自分自身を解放すべく、動きを早めた。

あっ、…もう、出るっ。

そう思った瞬間、ビュクッと白い液が出て、シャツを盛大に濡らしていた。

自分ですると、どうしても射精の後はすぐに冷めるもので、濡らしたシャツを見てため息が出る。
なんの準備もせず、始めてしまった事を後悔した。
あ〜あ、このシャツどうしよう。

あ、皓貴忘れてた。
耳を澄まして、隣の部屋の様子を伺うが、起きた気配はない。
熟睡中だな。よかった。

俺はほっとした。

その時だ、ズボンのポケットが振動した。
携帯、マナーにしてたんだった。と思い出す。

「んっ…」

その携帯からの振動が太ももに伝わり、かすかに感じてしまった。
う……やばい、また立ちそう…今日はどうしたんだ、自分。

……三輪の所為だな、きっと。

ともかく、俺は汚れていない方の左手で、ポケットをさぐり、着信の表示を見る。
携帯の液晶に現れた名前を見てどきっとした。

 ┌─────────┐
 │ 三輪のばかたれ  │
 └─────────┘

タイミングいいんだか、悪いんだか……

今日の三輪、出ないときっと、すんげー機嫌がわるくなんだろうな。
後始末したいけど、どうせもうシャツは恥ずかしい液で濡れててでそれを風呂で洗うしかないし、このままでもいっか。

そう思って、イったまま、モノは出たまま、右手はモノを掴んだまま、で電話に出る。
モノを掴んだままってのは、シャツ以外の所を汚す事がないようにって事だ。

べ、別に、なにか期待してるって事はない。
……………


ん、ない。

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