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三輪×片山シリーズ
STORY > 春な日 >

「おう」

『出るの遅いですね、片山さん、家じゃないんですか?』

あ、三輪の声だ。
なんか、今聞くのって、ちょっと、やばいかも。

さっきまでの想像してた三輪がちらついて、握った手が震える。
その振動でゆらりと立ち上がりかける俺のモノ。

あぁ、ダメだ、こんな事やめろって、自分。

なのに、手はゆっくり動き初めてしまってる。
止めたいような、止めたくないような……

…………三輪に悟られないように、声だけは、しっかりとしないと。

「…家だよ、自分の部屋。ちょっと寝てた」

『本当ですか?』

「あぁ、俺がお前に嘘ついた事あるかよ」

『…ないですね』

はは、ついてるけど、嘘。
嘘も方便ってことわざもあるしな。

「学校終わったのか?……」

『えぇ、家です』

「そうか、で、なんだ?」

『片山さんで抜いてたら、声が聞きたくなって』

笑いながら、三輪はそう言った。

びっくりして、俺は手を止める。
バカだ。こいつ。

俺は一人、真っ赤になって声を荒げる。

「ばかじゃねぇか?お前、そんな事告るなっ」

……でも、おんなじ頃におんなじ事をしていたんだ、そう思ったら、少し、幸せな気がしてきた。
俺もバカだな……

俺で、やってる三輪を想像して、ソコは硬度を増してしまい、動きを再開させてしまう俺。

マジ、やべぇ。

『いいじゃないですか、別に隠す必要があるわけでもないし』

「……いや、隠せ、激しく隠せっ。…っていうか言う事じゃねぇーよ」

『嬉しくないですか?俺が片山さんで一人でした事』

「嬉しかねーよ、別にっ…」

ホント言うと嬉しい。嬉しいというより、幸せ?

俺、ほんと、重症。
もう、ほんと、ダメ。
三輪から抜け出せない。なんか、悔しいよ。三輪。

『そうですか?俺は嬉しいけどな〜〜もし、片山さんが、俺でやってくれてたら』

俺もだよ。三輪。
でも素直に言えない。

今の状況も言えるわけねぇな。はは。

『じゃ、片山さんって、何でやってんですか?』

「……」

三輪。
なんて、言える筈ねーだろーーーっ。

今だって、お前の声で熱くなってるぜ?

三輪の声を聞きながら、ゆっくりと扱く刺激は、ゆるやかで、すぐさまイクというような刺激ではない。
頭はぼーとしてくるけど、それは、甘い快感で、いつまでも続けてたいような気持ちにさせる。

「な、んでもいいだろっ」

ぽやーーとした頭で、答えたので、少し言いよどんでしまった。

察しのいい三輪。
やべ、気付いたかな?

『冷たいな、…ところで、今なにしてます?』

「え?何って何も…」

『なんか、さっきからやけに可愛いんですけど、声が』

「…」

『語尾もなんだか、息漏れてるし。ねぇ、片山さん?』

分かってて言ってるなこいつ。絶対。

やっぱ無謀だったか、こいつの前で、こんな事。
どうしよう。
俺は、気取られていた事実が恥ずかしく、声も出ない。

『ね、なんで、しゃべってくれないんですか?』

くすくすと笑いながら三輪が言う。

『誰で、そんななってんですか?』

見てるような事を三輪は言葉にした。
その声は、最中に交わすような声質で、俺を確実に高める。

「…なってるって、何が、だ」

認める事などできず、そう言うのが精一杯だった。

『片山さんの大きくなってるでしょ?俺の声聞いて、したくなったんですか?』

「ばっか」

『それとも、朝の電話からずーとしたかったとか?あ、一回くらいした?ふふ、昨日からだったりして』

「!」

なんで、こいつ、ここまで、俺の事わかんの?
それか、もしかして、俺解かりやすいのか?

立て続けの三輪の言葉がどれも合っていて、恥ずかしさで打ちひしがれる。
なんて言ったらいいかなんて、俺にはわからない。

そんなだまったままの俺に、三輪はやさしく、言った。

『片山さんのかわいい声聞いてたら、俺もまたしたくなっちゃいました。ね、今からしませんか?』

「……今からって、お前今日会えないんだろ?」

会えるのか?
期待感で浮上した俺に三輪はとんでもない事を告げた。

『えぇ、会えないから、この電話を使いましょう』

な、な、何を言い出すんだ。こいつは。

…でも……

「いや、無理だって、どうするかわかんねぇーし」

『片山さんは俺の言うとおりにしてくれればいいですから』

「マジ、そんなん無理だって」

『よく言いますよ、そんな固くして』

「…してねぇ」

『強情はらないで、一人でするより気持ちよくしてあげますから、ね?』

未知のその行為を想像して、それだけで、握り締めただけのソコから、雫が垂れはじめていた。
あぁ、ダメだ、欲望に負ける。

「…」

『ほら、俺なんて、今もう固くなって痛いくらいですよ、片山さんの中に入ってぐちゃぐちゃにかき回したいなぁ〜』

三輪の声と吐いた言葉に煽られて、さらにソコは硬くなり、動かさずにはいられなくなった。

「……くっ…」

『片山さん、触ってます?』

「…」

三輪の言葉に、俺は返答に困る。

触って、動かしてます。とは言えないだろ。

しかも、ゆっくりとしか動かせていない、というのに、先ほどの甘い快感とは違い、手が動く度に俺は快感に攫われていた。

「……ん…あっ。!」

本格的に声が漏れ、恥ずかしさにどうにかなりそうだ。

三輪はたぶん、まだそんな立ってないだろう。
電話しながら、こんな事して、しかも、もうかなり気持ちよくて、そして、それを見抜かれて・・・・

もう、俺泣きたくなってきた。くそ。

『あぁ、片山さん、感じてるんですね』

「三輪……っ…どうしよう……俺………どうすればいい?」

自分からやっておいて、どうしようってのもないな。と思ったが、羞恥心で鈍った手が思うように動かず、かといってソコを離すことが出来ず、本当にどうしていいかわからない。ってのもホント。

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