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短編
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冷たいナイフの柄の感覚と、いつそれを反対にされ、ナイフをソコに当てられるかもしれない恐怖。
怖いのに、なぜか、湧き上ってくる快感に、ソコはビクっ、と震えた。

その間も休みなく、指は、僕の中でうごめく。

「なに?ナイフ当てられて興奮してんの?すっごい、いやらしい〜」

「くっ………ぁあっ……」

容赦なく、次の指が入れられ、更に掻き混ぜられる。
僕の口からは、女のような嬌声が漏れ、僕をさらに追い詰めた。

二本の指は、お互いを擦りあいながら、入り口を広げるように中を動きまわる。
そうしている間に、指は三本になっていた。

息を吐いて、その圧迫感に僕は、耐えた。

「ふっ……はっ、はっ…はぁ…っ…あぁっ!…あっ、嫌、て、そこっ…う、はぁ…」

男の指が僕の前立腺を攻め始め、そう告げた事で、余計にソコへの刺激を増やされる。

「あぁ…あっ、あ……んっ……あぁっ……」

前立腺から来る快楽に、僕の口からは喚声と吐息しか漏れない。犯されているのに、拒絶できず、それどころか、腰を揺らし、男の指を銜え込み、快感を欲していた。

嫌がる心と欲しがる身体。
その二つに、苛まれ、僕の頭は、崩壊していくようだ。

カシャン

音がして、その方向を見ると、男の持っていたナイフだった。

「こんな状況なら、逃げないっしょ?ってか逃げれないか?」

笑いながら、そう言って、男はナイフを捨てた手で、僕のモノを扱いた。

男の言うとおり、逃げる気力はすでになかった。
たとえ、気力があったとしても、ジーンズが脛で固まり、それが足枷となって逃げる事など出来なかっただろう。

僕に残されたものは、この快感を貪欲に楽しむ事だけ。

「あっ……あっ……駄目……また……あぁああっ」

もうイク。
と思った時、不意に男の動きが止まり、中で這い回っていた指が抜かれた。
そして、射精の準備に、ピクピクと動いていた僕自身の根元をぎゅっと握ってそれを阻止される。

「だーめ。やられてんのに、そんな気持ちよくなってどうすんの?俺、まだだしね」

「…離して…イかせて……」

射精感が続いている僕は、恥も外聞もなく、僕を犯している男に強請った。

「尻の穴がヒクヒク動いて、やらしいな、ここに俺のもんぶち込んでやるからさ、」

男は、自分のモノを出し、熱い塊を孔に擦り合わせてくる。
男が動くたび、そこから、ぐちゅっぐちゅっと、やらしい音が聞こえて、僕の耳をも犯す。

「やめろっ……」

「ほら、お前の欲しがってるもんやるよ」

「欲しがってなんて……あ、…あぁ、」

男がズブズブと自分の中に入ってくる感覚で頭が真っ白になった。
それは、指なんかと違う圧迫感と、熱。

熱い杭で串刺しされている感じだった。

「あっあああっ………あっ…」

「くっ……馬鹿、そんな、締めんなって…イっちゃうだろ」

そう言いながらも男は、腰を動かしてくる。
前立腺を刺激しながら、さらに奥を犯す。その圧迫感に、涙がにじんだ。

男が律動を繰り替えす度、お腹の中が苦しくて、息を吐く。
でも、その感覚に慣れだすと、快感が波のように押し寄せ、僕は、もう、どこが感じているか解からなくなった。

快感に、朦朧とした僕は、喚声を漏らし、腰を男にすり寄せ、もっとと強請って行く。

「あっ………あぁ…あぁ、んっ……も…もう…駄目………」

相変わらず、僕のモノは握られたままで、射精できないようにされていた。
限界の近づいた俺は、その事だけしか考えられなくて、男に許しを請う。

「あぁっ……んぁあっ……いっ…イきたい………離してっ」

「もう少し、我慢してろ…っ…は…」

我慢など出きず、僕は、手を伸ばして、掴んでいる男の手を剥がそうとするが、力が入らず、無理だった。

そんな時だ。

カチャ。
コツコツコツ………

ドアが開く音。
人の足音がトイレの中に響いた。

その音に正気を取り戻した僕は、あわてて、自分の口を押さえた。
外にいる人に気付かれないように、身を硬くする。

なのに、男の動きは、早さを増し、腰を打ち付けてくる。
それまで、気が付かなかったけど、男に揺さぶられるたびに、個室のドアはガタガタと音を立てていた。

「…!……っ」

コンコン

個室のドアがノックされる。
ドア一枚向こうに、確実に居る存在に、僕は固まった。

「入ってるよ」

なのに、男は平然と答えて、何事もなかったように、僕の内部を掻き混ぜ続け、更に、握っていた手を動かし、指で鈴口を刺激した。

「……ん…んぁ…あぁっ」

その刺激に、耐えられず、塞いだ口から声が漏れてしまう。

一度漏れると、僕は、もう、その嬌声を抑える事が出来なくて、どう聞いてもやっている声がトイレの中に木霊した。

「ああっ……あ、あっ…ん…」

「なんだ、人に聞かれてると気持ちいいんだ、くっ……ここ締まりすぎ。痛ぇよ」

「嫌っ……」

「嫌じゃねーだろ…あ、それとも、聞かれてるだけじゃなく、見てもらいたいってか?」

「い…嫌……あぁっ……嫌…ん……っ」

「了解………っ…開けてやるぜ」

男が鍵に手を掛けるのが見え、僕はあせる。
でも、下腹部から来る快楽は、酷く、腰の動きが止まらない。

そして、見られるという羞恥と恐怖に更に僕は煽られていた。

「嫌っ、やめろっ……あぁ…ひぁ…あぁ、嫌ぁ」

「ほら、見て貰えよ…っ」

そう言うと、男は、鍵を開け、ドアを開け放ってしまった。

個室よりも明るい光が開けられたドアから僕に差し込む。

その光に晒され、人に見られるという感覚に、一瞬で今まで感じた事のない快感が僕を襲っていた。

「あぁっ!…嫌っ…駄目っ、あっ、ああぁあっ」

ドアが完全に開いたと同時に、僕は、達し、個室の前の床に精液を撒き散らしていた。

「、くっ、おま、締めすぎ、…俺も、イクっ……あっ」

それと同時に男も僕の中に大量の精液を放出し、それを最奥に感じた僕は、ビクリと身体を震わせ、力が抜けた。

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