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短編
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凌駕する愛 side 潤也


「ん…ふっ…」

「先生……泣いてるの?」


先生は俺のものにはならい、きっと。

それはわかっている。

どんなに、俺が思っても、どんなに、がんばっても、身体を繋げてみても手に入らないものはあるって事。

それでも、俺は止めない。


先生…俺を見て、俺だけを考えてーーーーーーーーーーー





最初に先生に会った時、なんて哀しく笑う人だろうと思った。
そして、哀しそうな笑顔が最高に綺麗だった。

俺は先生に夢中になった。
先生といっても、家庭教師だから、年齢もそう違わないし、見た目俺より年下に見える。
なによりはかなくて、そこいらの女よりも俺が守らなきゃって気にさせたんだ。

だから、先生が男だってわかってても、気持ちを止める事ができなかった。

何度も会ううちに、先生も打ち解けて、勉強だけじゃない色んな話をしてくれるようになって、俺は自分の願いが叶うかもしれないと思い始めてた。


でも、先生には、忘れられない人がいる。
それがわかった。

その人の話しも聞いた事がある。


先生とその人は幼馴染の親友で、同じ小学、中学、高校、大学、同じ道を歩んでいた。
これからも同じ道を歩む筈だった。

なのに、その人は、あっけなくこの世を去ってしまった。


これでもしばらく立ち直れなかったよ?


そう言っていつものように儚げに笑う先生がつらそうで、まだ立ち直ってないのかもしれないと思った。

それと同時に先生はその人の事をとても愛していたんだと気が付いた。

けど、俺にそんな話しをしてくれるんだから、俺は先生の特別なのかもしれないと自惚れた。


それから、俺はますます先生にのめり込み、先生の気持ちなんて考えられなくて、自分の気持ちを押し付け続けた。
でも先生は、哀しく笑うだけで、ちっとも俺を見てくれない。

俺は悲しくなった。


そして、とうとう、俺の気持ちと身体は暴走し、先生を犯してしまった。

激しい抵抗と睨む目に俺は逆上し、先生を繋ぎ留める為に携帯で写真を撮った。

それをネタに、何度も先生を陵辱している。


最近じゃ、先生もよくなって来たのか、睨む目は相変わらずだけど、抵抗はしなくなった。

それだけじゃなく、最中は、俺を求める事もある。

でも、、、そんな時、先生は、俺を見ていない。
俺に犯されながら、俺じゃない人に抱かれている。

それぐらい、俺もわかってる。


だから、先生をどっかに閉じ込めてしまいたい。

だれも見ないように、

そして、ずっと犯し続ける。

俺しか考えられないように…


ねぇ、先生、、その人の事忘れてよ。
俺を見て、俺を感じて。

じゃないと、本当にしちゃうよ?

先生を監禁するために、俺、一人暮らしするんだから。


泣いてちゃわからない。
気持ちを教えてよ。


Fin


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